平成29年6月13日(火)     
 10:15~11:15(体育館)  
 講師  椎名 修 先生
        山岡 ヒロミ 先生
 

 なかよし参観日に合わせて、人権・同和教育講演会が行われました。
今回は、愛媛県立とべ動物園 アフリカゾウ担当飼育員の椎名 修さんと、NPO法人「かぐや媛」代表の山岡ヒロミさんを講師にお迎えし、「すべてがかけがえのない命~アフリカゾウ家族が教えてくれたこと~」というテーマでお話してくださいました。 
 
   
 
 椎名先生からは、貴重なアフリカゾウの家族のお話をしていただきました。 
そのお話は、先日山岡先生にいただいたタペストリーにもある通りで、この家族はいくつもの悲しい出来事を乗り越えてきた事を知りました。

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 ⑥ ⑦  ⑧  ⑨  ⑩ 
         
⑪  ⑫  ⑬  ⑭  ⑮ 
         
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山岡先生からは、次のようなお願いがありました。 
相手の立場になって自分以外の人のために何かできることをはないかと考えることのできる、優しい思いやりのある人になってほしい。
そのためにはまずは、自分の命を大切にしてほしい。
そして、命の力を強くしていってほしい。
私たちは命あるものを食べて生きています。
それは動物や植物の大切な命をいただくということで、その命は私たち人間の中でまた、命となります。
このように命はみんなつながっていると考えると、自分の命だけでなく、他のどの命も大切にしないといけないと思うはずです。
 

命とは生物の生きていくもととなる力・最も大切なもの

命は、ずっと昔からつながっている。

どんな生き物も色々な命に支えられて生きている。

 
  これから動物園でゾウの家族を見るのがますます楽しみになりました。 
  親の立場から、ゾウの家族と自分が重なり、とても胸が熱くなりました。 
  みんなで助け合うという優しい心をもちたいと思いました。 
   
   
 
   群馬県出身。ゾウの飼育歴37年。群馬サファリ、姫路サファリを経て、昭和63年の開園とともにとべ動物園へ。日本で初めてアフリカゾウの人工哺育に成功した。市民ZOOネットワークの「動物園入賞」、希少動物人口繁殖研究会の「研究会賞」を受賞。難しいと言われているゾウの繁殖、母子同居を成功させたとして、2015年には業界最高賞の古賀賞を受賞。 
椎名 修先生     
     
   宇和島市出身。とべ動物園のアフリカゾウ家族の物語に心を打たれ、2011年10月にNPO法人「かぐや媛」を設立。アフリカゾウ家族の支援活動を始める。アフリカゾウ家族の物語を通して、命の尊さ、家族愛、人間と動物との絆、地球環境のことを伝えている。アフリカゾウ家族の物語、絵本「ボクたちは家族Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ」を出版。 
 山岡 ヒロミ先生    
 
 
なお、山岡先生より、絵本「ボクたちは家族Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ」を寄贈していただきました。
図書館の方に置いてあるそうなので、ぜひご覧になってみて下さい。 
     
 
   
 
今日、お話してくださったとべ動物園のアフリカゾウや、他の動物たちの様子は、
とべ動物園のホームページで見ることができます。 ⇒とべ動物園 www.tobezoo.com
 
椎名先生、山岡先生、お忙しいところ来校していただき、感動的なお話をありがとうございました。