2016.6.7  
講師 後藤 益男先生   

なかよし参観日に合わせて、人権・同和教育講演会が行われました。
講師に視覚障がい者の後藤益男先生をお迎えし、視覚障がいについてのお話
やギター演奏で子どもたちも一緒に歌ったり楽しい講演会となりました。

 
後藤益男先生プロフィール
昭和5年東京都浅草生まれ。2歳の時に網膜腫瘍を患い失明。
昭和40年に結婚し奥様の郷里の松山に移り住み、はり・マッサージ業を営む傍らシンガーソングライターとして施設訪問などのボランティアやコンサート活動を行う。また、市内小中学校での体験学習や研修会等の講師として幅広く活躍中。



視覚障がいのある後藤先生ですが奥様を亡くされ、現在一人暮らしをされています。
洗濯も料理もご自身でされています。掃除だけは他の方にサポートしてもらっているそうです。

後藤先生が失ってしまった視覚は85%を占める大事な情報源ですが、人間には視覚以外に
聴覚・触覚・嗅覚・味覚があり、他の感覚を鍛えることでいろんなことが出来るようになることを
実際に見せていただきました。

たとえば時間を知るには腕時計のふたを開けて、時計の針を直接指で触っておおよその時間を
把握されたり、携帯電話のメールは文字を入力して携帯電話の音声読み上げ機能を利用して打
ち間違いがないか確認してから送信されているそうです。

 
今、世界では障がいのある人のことをチャレンジャー、助ける人をサポーターと呼んでいるそうです。
私たちにも簡単にできるサポートの仕方を教えていただきました。
挨拶をする時は
突然声をかけると驚いてしまうので
腕を軽くタッチしてからこんにちは! 
音の出ない信号機でサポートする場合は
『青ですよ!渡りますか?』と
一声をかけて、肩に手を置いて誘導。 


後藤先生の
ハーモニカとギターの演奏で
子どもたちも一緒に大合唱♪

ビンゴ~ボンゴ~バンババン~♪
同じ人間さ~ウッ!



後藤先生の大好きな言葉を子どもたちに教えてくださいました。



後藤さん、お忙しいところ来校していただき、
貴重なお話し・力強い演奏・歌声をありがとうございました!