日時:令和元年6月21日(金)
 9:00~11:00
場所:久枝小学校体育館
   日本赤十字社 愛媛県支部より
加地弘明さんにお越しいただき
胸骨圧迫による救命法とAEDの使い方について指導していただきました。

軽快なトークと時折混ぜるジョークで
常に笑いが絶えず、
リラックスした雰囲気でした。

 
胸骨圧迫(心臓マッサージ)について
 まず心停止と心静止の違いや除細動といった
要救護者の状態について説明があり、
一次救命措置フローチャート
沿った具体的な実践練習へと移ります。


先生の突然のご指名で人形役をする記者の図
以下の流れで初期対応を行います。
1. 倒れている人を発見
2. 周囲に危険がないか観察
3. 大きな出血等がないか全身を観察
4. 負傷者に呼びかけを行い意識の有無を確認
5. .周囲の人に呼びかけ、119番通報を依頼
6. 別の人にAEDを持ってきてもらうよう依頼


 2人1組で手順を確認している場面です。
AED持参をお願いしたら、次に呼吸を確認
普段どおりの呼吸がなければ胸骨圧迫を実行
胸骨圧迫30回 → 気道確保・人工呼吸2回
これを1サイクルとし、意識が戻るまで続けます。
救命を行う人に危険が迫った場合は、無理せず逃げるようにとのことでした。


続いて4人1組に分かれ、人形を使って順番に練習。
なお、心肺蘇生を含む一次救命措置の詳しい内容は
『日本赤十字社HP』 に掲載されています。
興味のある方は是非ご確認ください。



 
胸骨圧迫の練習を動画で掲載してみました。
思ったよりも体力がいります。
疲れた場合は無理せず周りの人に交代してもらいましょう。
※再生ボタンをクリックすると音が出ます。音量にご注意下さい
 
AEDの使い方

 
続いて練習機を使ったAED利用方法の講習です。 
・パッドを貼る箇所が濡れている際は拭き取る。
・貼付剤(シップ)は剥がす。
・ペースメーカー等も外す。
上記のような注意事項がありました。また、AEDを使用した場合、
外す作業は搬送先の病院で行うため、利用者は外してはいけないそうです。


人形を使って、パッドを貼る位置を確認

右胸上部と左胸下部にパッドを貼り、
AEDの音声指示に従います。
AED本体の操作ボタンは誰が見てもすぐ
操作が分かるように配慮されています。 
 
4人で交代しながら練習。この後、胸骨圧迫
とAEDを複合した練習を行いました。
 
 
おまけ(?)として毛布を使った怪我人運搬方法
もご教示いただきました。
身近な物が担架に変身するとは驚きです。
ポイントは両端を丸める際に固く丸めることだそうです。

以上で今回の講習会は終了となりました。
お忙しい中ご指導いただいた 加地弘明さん、ありがとうございました。
参加者の皆様もお疲れ様でした。
 
参加者の感想 
・先生の話が面白く、興味を持って真面目に聞けた。
・わかりやすかったし、楽しくて時間がたつのが早かった。
・こういった機会でなければ、わざわざ救急救命法の講習を受けに行くことがないので、いい機会になった。
・もし知識なしにいきなり救急救命が必要な場面になると怖いので、事前に手順を確認できて良かった。

 久枝小学校内のAED設置場所(4か所)