なかよし参観日・人権朗読劇「泣いた赤おに」

令和元年6月18日(火) 9:10~11:20

なかよし参観日(人権・同和教育の視点に立った授業公開)が行われました。

授業では、子どもたちが人権について学び、多くの保護者がその様子を見守りました。

「元気いっぱい、笑顔いっぱい、思いやりあふれる学校」のために、1人1人がみんなのことを考えるということを、活動を通して学びました。

各学年の児童と保護者から選ばれた、人権標語が発表されました。みんなが友だちやクラスの仲間の顔を思いながら、一生懸命考えたことがわかりました。

代表の児童から人権メッセージが発表されました。自分が優しくされるとうれしいことを忘れずに、自分もだれかに優しくできたらいいですね。

一歩踏み出してメッセージを伝えるということも、優しさを伝える勇気がないとできません。

<講師紹介>

坊ちゃん劇場は、今から14年前に誕生した自主製作のミュージカルを上演する、西日本初のミュージカル常設劇場です。今から6年前に、劇場を飛び出し、舞台芸術の可能性をさらに広げるために誕生したのが、坊ちゃん劇場アウトリーチ事業部です。

 「アウトリーチ」とは手を差し伸べるという意味です。「心で感じる」をテーマに、役者にしかできないアプローチで現代の子どもたちの心を豊かにし、表現する楽しさを知ってもらうために活動を行っています。小中学校だけでなく、企業や福祉施設、公民館でも出張講演やワークショップを行い、幅広く活動しています。

 「泣いた赤おに」の作者、浜田廣介は「日本のアンデルセン」と称されるほど、数多くの作品を生み出している児童文学作家で、純朴で温かい物語は「ひろすけ童話」と呼ばれ親しまれているほどです。赤おにと青おにのやりとりを中心に、さまざまなことを考えさせてくれる内容になっています。

友だちの赤おにを思う青おにが優しいだけでなく、 村人と仲良くしたいという赤おにも、 姿はこわいけど優しい赤おにを受けいれた村人も、 みんな優しいから、いいお話なんですね。

もしも自分が赤おにだったら、青おにだったら、村人だったら、と自分に置き換えて、ご家庭で話してみるのも良いかもしれません。

いつもより大きな声でみんなで歌って、気持ちが一つになりました。

今日学んだことを活かして、みんなが楽しい学校生活になると良いですね。そしてどんな人とでも仲良くなれる優しい人になってほしいです。

〈参加した保護者の感想〉

・泣いた赤おにの話は、絵本で読んでも感動するけど、プロの人の演技は素晴らしく、ますます聞き入ってしまった。

・子どもたちが、本物の演劇に触れる機会になって良かった。

・友だちや地域の困っている人へ、優しく接する気持ちを、日頃から心がけてほしいと思った。